栗好き

おなかいっぱい食べたい。

経理んぐ

またまた3ヶ月ぶりの投稿となってしまった。

私は人一倍持久力がない。
それでもブログだけは何とか続けていきたいので、ブランクが空いたとしてもしぶとく更新を続けていこうと思う。
この3か月の間にあったことその1。
10月から新たな職場で働き始めた。
新しい仕事の職種は経理。
わたしは経理という仕事をずっとやってみたくて3年前に独学で簿記2級の資格をとっていた。
本当は3級しかとるつもりなかったのだけれど、資格の勉強という枠を超えて簿記の楽しさにはまってしまい3級じゃ物足りなくなってしまっていた。
通勤電車の中、お昼休みの休憩室、試験監督(当時予備校の事務員をしていた)の真っ最中、隙あらば簿記の勉強ばかりしてた。
そんな思いの詰まった経理の仕事にずっと就きたかったのだけれど現実は厳しく、求人を見つけても高確率で採用条件欄に【経験者】という単語がある。
仮に【未経験可】と書いてあっても問い合わせをしてみると、やっぱり経験者を優先して採用しているとのことだった。
通算成績は不採用、不採用、不採用、音信不通、不採用、不採用、不採用…。
もう完全にあきらめかけていた。
後半はかなり開き直っていた。
未経験可の経理事務の求人を見つけては軽い気持ちでばんばん応募しまくっていた。
何に応募しているのか自分でもよくわかっていない状況だった。

そんな時、私が応募した求人の派遣会社の担当者からこの求人は経理未経験でもガチで採用してもらえるかも的な連絡がきた。
派遣先の採用担当も経験なくても全然OKと言っているみたいで、派遣にしては珍しく交通費も全額出してくれるらしい。
それを聞いてせっかく巡ってきたこのチャンスを逃すわけにはいかないと思い、「是非お願いします!!!」と返事をし、あれよあれよとあっさり採用になった。

後で派遣会社の方に話を聞くと、都内の事務職はどうしてもおしゃれな街に応募が集中してしまうのでこの求人だけがずっと決まらなくて困っていたとのことだった。
確かにこの派遣先はオタクと中国人に支配された電波ソングのながれるごちゃごちゃした街にあるし、業界もあまりおしゃれじゃない。
確かに厳しいだろうなと思った。
半年くらい求人サイトで募集をかけていたのだが案の定応募がほとんど来ず、派遣先も半ばあきらめかけていたとのことだった。
そんな時に私からの応募があり、派遣先もせっかく巡ってきたチャンスを逃すわけにはいかず「是非お願いします!!!」といった感じだったのだろう。

そんな感じで10月から働き始めた。
日用雑貨や家電、洋服などを売る老舗の小売店。
会社の建物は駅前だし結構大きいが、かなりボロが来ている感じだった。
エレベーターも手動でドア(というより鉄格子)を閉めないといけないし、動き出すとものすごい音がする。「ゴゴゴゴゴゴ!!」
めちゃくちゃ揺れるので、まるで石炭を掘り当てるトロッコに乗っているような感じだった。

わたしは経理課に所属するのだけれど、ここの人たちは7割が年金受給者という超高齢化社会だった。
ほぼ全員おじいちゃんな職場の雰囲気はのんびり・穏やか・マイペース。
まるで縁側でお茶でもすすっているような雰囲気に包み込まれていた。最高だ。
前の職場と比べるとなおさらそう思ってしまう。
経理をやりたい気持ちだけでここで働くことを決めてしまったけど、やっぱり環境って大切だと思った。
生きてるだけでストレス抱えて大腸炎になってしまう私のような人間にとってはなおさらだ。

この求人に応募して本当に良かった。
採用してくれてありがとうおじいちゃん。南無南無。

しかし2ヶ月間働いて気付いたのだけれど、穏やかなのは経理課だけで、売り場の人たちは全然穏やかではなかった。

他部署の女性職員たちはあんまり愛想がない。
言われた通りに仕事をしない人、注意されると開き直ってキレる人、他の職員の陰口を言いまくる人といろんなタイプの人達だ。
あの人たちちゃんと仕事できてるのか、かなり不安である。

時々「今、まさに、あの人、キレてる」みたいな場面に遭遇するが、その様はまるで反抗期の娘といった感じだった。たいそうふてぶてしい。
本当の親子ならまだしも、そういった軽いヒステリーを遠慮なく上司にぶつける様子はとても無様だ。
ただでさえ人と関わることが苦手な私はやはりここでも極力人と関わらないようにしようと思った。
交わす言葉は「おはようございます」と「お疲れ様でした」だけにとどめておこうと心に誓った。

こういった煩わしい人たちもいるが、まぁそうゆうのはどこの職場でもあるものだし許容範囲だ。
それよりもわたしは経理課のおじいちゃん職員たちの老人ホームのような会話が大好きなので、総合的に見てプラスマイナスプラスだと思っている。
交通費出るし残業ないし有給とりやすいしお弁当支給されるし。


ブログを書いている時に夫がF5攻撃を仕掛けてきた。
証拠写真を撮ると手を引っ込め夫はこたつの中に潜り大人しくなった。