友人来襲
8/12、某スーパーにて。
坂本龍馬の夏の思い出に触れた。
8/14。夫の友人が遊びに来る。
普通の人にとってはそんなに珍しくない出来事かもしれないが我が家にとっては一大イベントなのだ。
夫には友人と呼べる人がほとんどいない。
結婚して明日で丸3年が経過するが、今まで「夫の友人」という人間に会ったことは2回しかない。
全ては夫の人間嫌いのためだ。
多分夫は「友人」というものを真面目に考えすぎている。
真面目に考えてしまった結果「友人」というもののハードルがどんどん高くなり、友人=自分を巻き込む煩わしい存在。みたいになってしまっている気がする。
そしてこれはわたし自身にも当てはまる。
しかしそんな我が家に友人Cがやってくる。夫はカレンダーの14日の所に大きく「18:00 C来襲」と書いていた。
C来襲にそなえ、私たちはずっと部屋の掃除をしていた。
リビング、キッチン、トイレに玄関。
茶菓子を用意し念入りに何度もテーブルを布巾で拭いた。
もう掃除するところもなくなり2人でずっとそわそわしていた。
「最初に何の話をすべきか」
「茶菓子はどのタイミングで出すか」
「スリッパは履かせるべきか」
友人をもてなすことに慣れてなさすぎて2人とも緊張していた。
次第に疲れがどっときて気づいたら2人とも寝ていた。
時間が近づきC来襲。
いざ始まると今までの緊張が嘘みたいに三人の会話は弾みまくった。
今の彼女さんと半同棲していること、彼女さんのご家族にあまりよく思われていないこと、Cは名前も顔も外国人みたいなのに純日本人だったこと、夫が大学生の時に付き合っていた元カノと別れた後にCがその子と付き合っていたこと。
学生時代は友達がいて良かったなんて全く思わなかったけど、30超えてからの友達っていいものかもしれないなと思った。