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栗好き

おなかいっぱい食べたい。

通報も2度目なら

今日人生で2回目の通報をした。 

1回目の通報はちょうど一年前の12月の深夜。

寝室で寝ていると窓の外から子どもの異様な泣き声が聞こえてきた。
ただ泣いているだけじゃなく、『痛い』『熱い』という言葉が入っていた。

いつまでたっても止まない声に私たちは立ち上がった。

もしかして親が家にいないんじゃないかと思い、恐る恐る夫と部屋の前まで行った。私たちは小心者なのでピンポンを鳴らせなかったが、家の中は電気が消えていて人が動く気配もなかったことから満を持して警察に通報。
警察が到着し、その部屋のチャイムを鳴らしてみるとあっさり父親が出てきた。 私たち夫婦には子供がいないのでわからないが子どもが泣いてても放っておくのってよくあることなのか・・? だとしたら警察の方に申し訳ないことをしたと思った。

そして本日2度目の通報。

夜買い物から帰ってくると駐車場でうろうろしている薄着の男の子が1人。 まわりは真っ暗で様子がおかしかったので声をかけると『家に入れない。』とのこと。 話を聞いてみるとこんな感じだった。
男の子の名前はましん君。お父さんはいない、お母さんと二人暮らし。お母さんの車は駐車場にあるから家にいるはず。でも電気ついてないし何回チャイム鳴らしても出ない。お母さんの電話番号もわからない。2時間くらいずっと外でお母さんを待っていた。
わたしはましん君と一緒に部屋の前へ行きピンポンを鳴らしてみた。反応なし。鍵はかかっていて電気もついていなかった。
わたしはましん君に「お家入れないし、おばちゃんの家でちょっと休もうか」と言うとましん君は戸惑いながらもあっさりついてきた。

内心、「こんなあっさり知らない人についていっちゃだめだよぉぉ」と思いつつもこの時だけは変な警戒心を持たずにいてくれたことに感謝した。
  

 

私の夜のおやつに買ってきたさくさくぱんだをましん君に「食べる?」と渡すと一瞬で全部食べた。

空袋をゴミ箱に捨てようとしたら1個だけ残っていたので、これも食べていいよと言うとましん君は急いで口に運んだ。
その時にふと、もしこれで母親がましん君を探していたら私は誘拐犯に思われるのではないかと思い、再びましん君の家の前に移動する。
チャイムを鳴らすがやはり出ない。 警察に通報しようか迷った結果、義母に連絡。すぐにやってきてくれた。

三人でいろいろ話をしていたらましん君の同級生の家が近くにあるということが発覚し移動する。

ピンポンを鳴らすとご主人がでてきて事情を説明したがあからさまに嫌な顔された。

そのあと赤ちゃんを抱っこした奥さんらしき人が出てきた。奥さんはましん君をみるなり「あら、ましん君〜」といった感じで私たちのはなしに耳を傾けてくれた。

説明した結果、ご夫妻の口から出た言葉は「あそこのお母さんはよくこうゆうことあるんですよ…」だった。
連絡網があるとのことでご夫妻にましん君の母親に連絡してもらうも電源が切られており繋がらず、結局警察に通報した。
警察を待っている間、ましん君に「お母さん怖い?優しい?」と聞くと、「優しい。機嫌がいいときは」と答えられ胸が痛んだ。


駐車場で待機していると突然義母が叫んだ。「あ、電気ついてる!」
ましん君の部屋へ急いで移動すると電気が付いていて鍵も空いていた。

ましん君はサっと家の中に入り、私たちに何度も手を振っていた。
そのあとすぐに警察が到着し、事情を説明した。

警察が母親にいろいろ質問しているようだったが、母親の声はあまり聞こえてこなかった。
警察に通報主である私の個人情報もいろいろ聞かれた。

その中で生年月日を聞かれ答えた際に『あ、誕生日迎えたばかりなんですね』と言われ『はい、もう31になってしまいました』という会話が穏やかな瞬間だった。

この出来事を夫に話すと「この部屋に子どもがあがってたのか〜」とちょっと嬉しそうだった。