栗好き

おなかいっぱい食べたい。

社内食物連鎖

昨日わたしのミスで社員BがAに怒鳴られてたらしいので今日はできるだけ社員Bと目を合わさないようにして働こうと思う。

 

お昼前、社員Bが他の部署の男性社員ともめていた。
社員Bのやり方と他部署でのやり方に違いがあったらしい。社員Bにひと文句言い終わると彼は社員Aのもとに行き甘える声で「社員Bがこんなミスしてきて困るんですよねぇ~社員Aさんの方からも言ってもらえませんか?」とチクっていたのを見た瞬間わたしは急いで荷物をまとめてお昼休憩に出掛けた。社員BがAに怒鳴られ始めるのが目に見えたからだ。それにしてもあの男もやらしい奴だな。
というかここの会社はこうゆう人ばっかりでわたしの人間嫌いがどんどん加速していく。

 

休憩から戻る際、トイレで新入社員に会う。彼女は可愛くて頑張り屋さんで素直でとてもいい子(に見える)。
今日もわたしがこの職場にはもう慣れた?と声をかけると「みなさん優しくて本当に助かります^_^!」とのこと。
嘘がつけないわたしは一瞬動揺しすぐに言葉が出なかった。
確かに新入社員の教育係を担当している社員はとても優しく感じのいい人なので彼女もきっとあの社員さんのことを指して「みなさん」と言ったのだろうと自分に言い聞かせた。
毎日のように社員Bを怒鳴りつける社員Aを見て彼女は何を思うのだろうか。

 

最近社員Bのうざさ度が限界を超え続けている。
どうやらわたしがまだこの会社のことに詳しくないことが嬉しいらしい。
ニヤニヤしながらあの社員は元々派遣だったとか、あの社員は姉もここで働いているだとか聞いてもいないことを事細かに説明してくる。
おそらく自己承認欲求を満たそうとしているのだろう。
それだけならまだかろうじてただのうざいだけの人で済むのだが困ったことに社員Bと言葉のキャッチボールができない。
わたしが何か質問するとそれに関連した社員Bの知っている情報すべてをわたしに伝えようとしてくる。多分彼は国語の成績1だと思う。文章の理解力や要約力がない。

 

例えば今日実際にあった会話で言うと、ある書類をファイリングしていたのだがその書類に記入されるべき3桁のコードが書かれていなかったのでわたしが「コードが書かれていなかった書類は私の方でコードを書いてからファイリングした方がいいですか?」と聞くと、「あぁその書類だったらコードは△△△ですね。これくらいの常識レベルのコードだったらわざわざ調べなくても俺は把握してるんで。栗子さんもこれくらい調べたりしないで暗記できるようにちゃんとメモしてた方がいいですよ」と、こんな具合だ。

 

彼はいかに私より自分の知識量が多いかという自慢を含めた説教を始めてくる。
そして私が聞きたかった「ファイリング前にコードが書かれていない書類にコードを書くべきなのか」という答えは聞けないままあの書類はファイリングの波にさらわれてしまった。

 

社員Bはとにかく説教がしたいのだろう。
よくお酒の席とかで酔うと説教したがる男は嫌われるというが、そりゃ嫌われるわなと思った。