栗好き

おなかいっぱい食べたい。

先輩は蝉に似てる

今までブログは何度かやったことはあったのだけれど、わたしの書く文章は5W1Hが完全に不足していた。

書いた本人ですら後で読み返しても、何があったのか思い出せないようなものだったので(それはそれで面白くはあったのだけれど)、これからは日々の記録用としてきちんと文章を書き残すブログをやっていこうと心に決めた。

そう思わせられたとても大きなきっかけが先日あったのだけれど、このことについてはまた後日改めて書いていこうと思う。(2017年1月28日参照)

とにかくわたしは人の影響を受けやすい。
良いなと思ったところはすぐ真似してしまう。

わたしは中学生の頃、女子バレーボール部に所属していた。
我が部のキャプテンはとても気が強く、成績優秀で顔は蝉に似ていた。

わたしはその先輩にあこがれていた。
先輩の負けん気と可愛げのなさもあこがれの対象だったのだけれど、それ以上に彼女の書く文字が好きだったのだ。
顔面は蝉似だが、横顔はとてもきれいだった。

関係ないがわたしは当時、家でよく先輩とともさかりえの似顔絵を描いていた。
なぜこの二人なのかよく私にもわからないが、多分2人の鼻が似ていたからだと思う。

そんなある日わたしは先輩の書く文字を習得したくて、先輩にひらがなの”あ”~”ん”までを紙に書いてもらった。
それから数日間、私は先輩が書いた文字の横にまるで日本語を勉強する外国人のようにひらがなを繰り返し書いて練習した。

我ながらかなり気持ち悪い人間だと思うが、その執着心のおかげで驚くほどそっくりな字を書けるようになった。
先輩には案の定「不愉快」と言われたので、先輩に見られる心配のないところでこっそり書き続けていた。

私は未だにその時に身につけた文字を書き続けている。

先輩は高校卒業後、難関国立大学に現役で合格し、一流企業に入社するも現在は2人の子どもを持つ専業主婦を謳歌しているらしい。

ここで当時の懺悔を一つ。

ある練習試合でのこと。

先輩がいつも使ってたあのキティちゃんのタオル、実はうっかりトイレの便器の中(使用前)に落としてしまいました。どうしても言いだせなくて、そのまま何も言わずに先輩に返してしまってごめんなさい。

試合の休憩中、そのタオルでごしごし顔を拭いている先輩を見てとても心が痛みました。

本当にごめんなさい。